映画『ANORA アノーラ』2024年公開の作品で、ニューヨークを舞台にしたストリッパー、アニーの物語を描いたショーン・ベイカー監督、来日上映した舞台挨拶でサプライズゲストとして登場した俳優の梶芽衣子さんに大興奮!本当に盛り上がった舞台挨拶に行く事ができました。
映画『ANORA アノーラ』の感想レビューと、俳優の梶芽衣子さんの魅力について今回は書いていきたいと思います。
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映画『ANORA アノーラ』ってどんな映画?
2024年・第77回カンヌ国際映画祭でパルムドールを、第97回アカデミー賞では作品賞や監督賞、主演女優賞など5部門を受賞した映画『ANORA アノーラ』、一体どんな作品なのかいち早く観てきました!!

ニューヨークを舞台にしたストリップダンサー、アニーの物語を描いています。彼女は裕福なロシア人青年イヴァンと出会い、彼がロシアに帰国するまでの7日間、1万5000ドルの報酬で「彼女」になる契約をし次第に惹かれ合う!?2人。シンデレラストーリーのような展開ですが、現実はそう甘くはありません。ショーン・ベイカー監督は今までも「フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法」など社会問題を扱った作品もあり、ただのラブストーリーではなく、様々な階層の人々の価値観入り混じる作品でした。
主演のマイキー・マディソンは、アニーという複雑なキャラクターを見事に演じ切り、その演技は高く評価されています。『The Times』は彼女の演技を称賛し、オスカー受賞に値すると述べています。
物語は、アニーとイヴァンの関係性を中心に展開し、ロマンチックな要素と社会的なテーマを巧みに織り交ぜています。『The Guardian』は、この作品を「アンチ・フェアリーテイル・ドラマ」と評し、アメリカン・ドリームの暗部を鋭く描いていると指摘しています。
ショーン・ベイカー監督は、これまでにも社会の周縁に生きる人々を描いてきましたが、本作でもその手腕を発揮しています。『The New Yorker』は、映画の中で性労働者の過酷な現実と彼らの尊厳を描いている点を評価しています。

私自身の正直な感想は、主人公のアニーとイヴァンはどの瞬間に本当に恋に落ちたのか。その描写がイマイチよく分かりませんでした、アニーはお金目当て?イヴァンは遊び?なのでは?など思いながら見ました。人の心の機微って本当に俳優さんの些細な動きや視線に左右されると思うと俳優さんという職業って凄い仕事だなと感じます。是非あなたの感想もコメント欄で教えて下さい。
最後の結末はなんとなく納得がいきました。あなたはどう思いましたでしょうか?
実は『ANORA アノーラ』の主人公は梶芽衣子さんがモデル?
3月8日、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われた舞台挨拶にショーン・ベイカー監督が登壇。その際にキャスティングの理由や、実は主人公の見本にしていた日本の俳優さんが居た事をお話しして下さり、その俳優さん本人である梶芽衣子さんがサプライズ登壇されました!!
今回、映画『ANORA アノーラ』の主人公アニーの役作りの参考として、梶芽衣子さんの代表作である「女囚701号 さそり」(1972年)を主演のマイキー・マディソンさんに渡したというエピソードを話されていました。
とにかくショーン・ベイカー監督は梶芽衣子さんに憧れていたようで、大興奮されていました。
映画『ANORA アノーラ』の配給をされているビターズ・エンドさんの公式YouTubeチャンネルにマイキー・マディソンさんの役作りに関するコメント入り動画を見つけました!!ダンスの練習だけでなく、ニューヨークのブルックリンの南側、ブライトンビーチに実際に住んでみたりしたそうです。
ショーン・ベイカー監督の舞台挨拶で印象的だったのは、「この人を配役すれば興行成績が上がる」というキャスティングではなく「この役にふさわしいのは誰かということ」
ショーン・ベイカー監督は映画『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』や映画『スクリーム』でマイキー・マディソンさんを観た際、「なぜ彼女がまだ主演をやっていないのか不思議だった。彼女もっとスクリーンで観たいと思った」という事でキャスティングしたと語っていました。
キャスティングのきっかけになったマイキー・マディソンさんの出演作もチェックしてみたいですね。
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余談ですが、アニーの髪に編み込まれたようなキラキラが終始綺麗で可愛かった♡
ショーン・ベイカーやタランティーノも絶賛!世界が認める俳優・梶芽衣子の魅力とは?
日本映画史に名を刻む俳優・梶芽衣子さん。
彼女は、国内のみならず海外の名だたる監督たちにも愛され続けています。特に、クエンティン・タランティーノ監督とショーン・ベイカー監督は彼女の作品を絶賛し、強い影響を受けたことを公言しています。今回は、そんな梶芽衣子さんの魅力も調べてみました。
タランティーノ監督が惚れ込んだ “梶芽衣子ワールド”
『キル・ビル』(2003年)は、クエンティン・タランティーノ監督の代表作の一つ。
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キル・ビル Vol.1
この作品の中で、ルーシー・リューが演じる役は、日本の伝説的映画『修羅雪姫』(1973年)や『女囚さそり』シリーズ(1972年〜)の梶芽衣子さんが演じたキャラクターにインスパイアされています。
そして梶芽衣子さんの「修羅の花」という歌が挿入歌に、「怨み節」という楽曲がエンディングソングになっています!!相当な惚れ込みようですね!
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タランティーノは、日本映画への深い愛を公言していますが、中でも梶芽衣子の作品に強い影響を受けたことを語っています。『キル・ビル』のサウンドトラックには、梶芽衣子が歌った『修羅の花』が使用され、映画の雰囲気をより引き締める効果を生んでいます。
「彼女はクールで、セクシーで、危険な存在感を持つ。まさに映画スターだ!」(クエンティン・タランティーノ)
ショーン・ベイカー監督も熱狂!現代の映画人が注目する理由
『フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法』(2017年)や『レッド・ロケット』(2021年)などで知られるショーン・ベイカー監督も、梶芽衣子さんのファンの一人です。
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フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法(字幕版)

レッド・ロケット (字幕版)
ベイカー監督は、社会の周縁に生きる人々を繊細に描くことで知られていますが、梶芽衣子さんが演じた孤独な復讐者の姿に共感し、影響を受けたのかもしれません。
梶芽衣子さんは波乱万丈の人生を振りかえる自伝本「真実」も販売されています。今はKindle版もAmazonで販売されています。
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真実 (文春e-book)
梶芽衣子さんの代表作2選
① 『修羅雪姫』(1973年)
母の仇を討つために生きる、雪村千尋の壮絶な復讐劇。幻想的な映像美とともに、孤独な女性の強さと哀しみを描いた名作。
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修羅雪姫
② 『女囚さそり』シリーズ(1972年〜)
無実の罪で投獄された女囚・松島ナミ(通称さそり)が、壮絶な復讐を繰り広げるバイオレンス映画。クールで寡黙な彼女の佇まいは、多くの映画ファンを魅了。
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女囚701号さそり
映画「女囚701号 さそり」を観てから、改めて映画『ANORA アノーラ』を見直すのも楽しいですね♪
そして去年配信されたLP作『7』に2018年作『追憶』収録曲や新曲を加えたデビュー60周年記念盤『7 rosso』が発売されるようです。楽しみですね。
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7 rosso(セッテロッソ)
まとめ
今こそ梶芽衣子さんの出演作品を見てみたいタイミングかもしれません。
タランティーノ監督やショーン・ベイカー監督が絶賛する梶芽衣子さんの映画は、Amazon Prime VideoやU-NEXTで配信中。興味のある方はぜひチェックしてみてください!
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彼女のクールな佇まいと、唯一無二の演技を堪能すれば、世界の映画人が絶賛する理由が分かるはずです。

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