私が胆嚢摘出手術を受けて感じた事【備忘録】

ライフ

私は昨年、腹腔鏡下胆嚢摘出手術を受けました。
手術は本当に怖くて悩みに悩み、最後まで本当に悩みましたので、もし、今そのような状況の方が何か情報を探しているようでしたら何かお役に立てばと思いこの【備忘録】を記すことにしました。

これは手術当時自分が書き残してあった物を再構成してまとめた物です。

一つのとある【50代女性】の体験談としてご参考まで。

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【手術までの道のり】何があった?

数年前から出てきた胆石

→健康診断で胆嚢に胆石が見つかっていた。特に悪性ではないとの診断。毎年とっても気になっていました。いつかは取らなくてはいけないのかとぼんやり悩んでいました。

手術の2年前

→猛烈な腹痛で救急車で運ばれ、そのまま緊急入院。その際に血液検査でAST,ALTが異常値に。急性肝炎と診断。原因不明。

手術の1年前

→深夜に急にみぞおちに激痛があり救急車を呼ぶか迷って♯7119(救急安心センター事業)に電話。
救急車を呼ぶように言われたのですが、深夜に呼んで騒がれたくなくて救急外来へタクシー移動。移動できるまでに3時間くらいのたうちまわりました^^;
到着時には痛みはかなり治まっていましたが、胆石がある事を伝えた所、「胆石発作」を起こしていたようだと言われ翌日以降に外来に来てちゃんと見てもらうように言われ、後日外来で相談。
「こんなに症状が出ているのならば、手術をした方がいいのでは?」と勧められた。

その病院は個室しかない大きな病院で個室料が高かったので、改めて調べ直し、4人部屋のある病院で診察して貰った所、胆石だけを砕いたり薬で溶かす?治療ではなく「胆嚢摘出手術」を勧められました。臓器を取る!?なんて、あまりにも急な事で、いくつかの病院に相談したのですが今できる治療は「胆嚢摘出手術」と言われた。腹腔鏡手術なので、傷はそんなに残らないし、例えば胆管に石が詰まってしまったり、かなり歳をとってしまってからでは手術がとても大変になるということも言われました。
検査の際、最大1cm位の石が10〜20個位ありそうと聞き驚きました。

でも、実は、まだこの時点では手術に二の足を踏んでいたのですが、あるきっかけがあり手術を決意しました。それはまた機会があれば書いてみようと思います。

【入院の日】にした事

この日の朝、病院で向かう際にあまりにも手術が怖くて逃げ出したい気分でしたが

この日の夜、手術の説明を聞いた際、先生が本当に細かく、手術時のリスクとそれを防ぐ予防策を話して下さり、少し安心しました。説明は麻酔科の先生と外科の先生両方からありました。

そして決断できたもう一つの要因は、歳を取る程手術を受けられる体力が落ちてしまうと聞いた事。
あまり歳を取りすぎると手術をしたくてもできない場合もあるそうです。

友人からも歳を取ってから胆石が原因で発作を起こしたけれど手術できなくて亡くなった方が居たという案件を2名聞き、その恐怖も私の背中を押しました。

ただ、終始怖くて逃げ出したい気分。とにかくそこに留まり、言われた通りに受け入れていく事で精一杯でした。

この日、手術でへその真上を切るからという事で、へそのゴマの掃除を看護婦さんがして下さいました。

【手術日】どんなだったか

当日、一番恐怖をMAXに感じたのは、自分の足で歩いて手術室へ行き手術台に乗る所でした(もう逃げられない)

(実は前夜に怖くて眠れず、病室でThreadsにひっそり手術が怖い事を書き込んだら、100名近い方が応援して下さり、それで勇気が出ました。そこには同じ境遇の方や、実際に手術を受けた方から麻酔から目覚めたら終わっているからとのコメントもありましたが、本当にそうでした

そうやって、直前の恐怖の中の私を勇気づけてくれたのは、見ず知らずの優しきネット民の方々でした)

手術台の上で、「今から麻酔を(点滴から)入れます」と言われて10秒後くらいに意識がなくなりその次の瞬間は「終わりましたよ」とドラマのような光景でした。

本当にこんな感じでした↓(日本の病院で、もう少し人数は少なかったですが)

この日は丸一日ベッドに貼り付け。石も貰いました!いっぱいありました。

その時貰った石はこちら↓近くで見ると麦チョコのような感じです。


頂いた石は7個。もっとあったのかは未確認。結構大きかったです。

足に血の巡りを良くする機械を付け、傷口は絆創膏、確か呼吸器も付け、尿道に管を入れベッドに寝たまま。この日は本当に少し動くだけで痛かったし吐き気が辛かったですが、痛みや吐き気は我慢せず薬を飲んで良いらしく、睡眠薬や痛み止めを点滴から入れてもらい睡眠。ただ、長時間同じ体勢で寝るといろんな所が痛いのですが、寝返りも痛くて打てないしベッドの高さを調節しても痛くてこの日が本当に苦痛でした。寝れないが寝ないと痛いのエンドレスループ。そして頭痛。

【手術翌日】はどんなだったか

トイレまで歩ければ尿管は抜き、この日お昼からお粥の食事が出ましたが全部食べ切れそうなら栄養の点滴も外せると言われ頑張ってトイレまで歩きご飯も8割食べて管が一気に抜けました。

爽快!しかし傷は痛い。

毎日痛み止めなどのお薬飲んで、点滴もしていました。

これでだいぶベッドの上で寝やすくなりました。ふくらはぎの血液巡回を良くする機械を取った代わりに、凄い圧力のタイツを履きました。この日はまだ怖くて傷口を見れず。背を伸ばすとまだ傷口が痛い。腹腔鏡手術をするとお腹を膨らませる為、その反動で両肩が痛くなるかもと聞いていたのですが、これは退院後も痛いです。

【手術後2日目】はどんなだったか

実は私は手術後3日目に退院が決まっていたので、この日は頑張ってトイレまで何度も歩きシャワーも入りました。お腹の傷の痛みはだいぶおさまりましたが痛い。

ただ、手術後どんどん動かないと、中がくっついてしまうらしくこれはどの方も早目に歩くように促されるようです。入院中は食欲はあまりなかった(傷が痛かった)のですが、やる事があまりなく、気を紛らわす為にテレビを見たり、身体の為に病院の食事は食べるように頑張りました。
その中で、最終日の病院の食事に小さなバニラアイスがついていて、それがとっても嬉しくて美味しかったです。

【手術後3日目】どんなだったか

無事に退院。まだ傷は痛かったですが、食事の制限はほぼなく(でもそんなに食欲はない)歩く速度は入院前の半分くらいの速度でしか歩けない状態。でも、この頃には、なんだか自分の傷口が、一緒にこの手術を乗り越えた愛おしい傷に見えてきました。

傷口は仮止めのようなテープで止めて頂いてあり、その下はしっかり縫合されているそうですが、1ヶ月ほど直視できませんでした。

今、もし悩んでいる方がいるようであれば是非ご自分で選んだ病院で、ご自分のペースで手術を受ければ病院の方々が最大限バックアップして下さると思います。

この【備忘録】が、いつかどなたかのお役に立てば幸いです。

そして、私自身、正直一番気になったのは傷口がどのくらい残るかでした…手術前に誰の傷口も見ることができなかったのですが手術直前は傷が残る事が本当に嫌でした。

あくまでも私の場合です。

ここまで読んで頂きありがとうございました。
この投稿が少しでもあなたの決断の手助けになったらとても嬉しいです。

身体の事、今後の人生を左右する大事な事だと思いますので、絶対に専門医の方にご相談して、ご自身の責任で考えて下さい。あくまでも、個人の体験談としてお読み下さい。

手術の方法や、手術して下さる先生や病院によっても、傷の大きさなどは変わると思います。あくまでも私個人の場合ですので、なんとなく参考にする程度にとどめて頂けたら幸いです。

他にも、もし周りで実際に手術を受けた方がいらっしゃれば、納得のいくまで傷口を直で見せて頂いたりしてもいいと思います。

あなたの生活が少しでも快適になる事を祈っております。

その後の経過についても参考までに日記を元にまとめてみました↓

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プロフィール
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尚美

このブログは、元オリーブ少女、カフェ好きな“おひとりさま”尚美が書いています٩(ˊᗜˋ*)و
高校時代、アパレルショップなんて1軒もない田舎で、ひっそり雑誌「オリーブ」を読んでお洒落ライフを夢見ていたアラフィフです。一浪して難関私立美術大学へ入学。現在は映像関連(ドラマ、映画)のお仕事をしています。好きな映画の話。自分が1人で行って居心地の良かったお店や、便利だったものなど少しずつ本音で書いていこうと思います。
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