2025年の話題作『侍タイムスリッパー』、あなたはもう観ましたか？
タイムトラベル × 時代劇という異色の組み合わせに、侍ファンもSF好きも胸アツ。
本記事ではネタバレも匂わせながらこの作品の魅力を語り尽くします！
侍タイムスリッパー
そう、この作品を観た方はきっと何度でも話したくなる事間違いなし。
実は私も、映画館で観た直後に「なんて面白いんだ！！！」と友人達にLINEしてしまいました！
※これから観る方は要注意！ネタバレを含みます。
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何がいいかって、それは主演の山口馬木也さんの演技力
1回目に観た時に、自分が何に感動したのか、分析してみました。
これは、なんと言っても主演の山口馬木也さんの演技力に感動しました。
ごめんなさい、私、この俳優さん、存在は知っていましたが、こんなにも演技の上手い方だとは思いませんでした。感動したのは、インディーズ映画にこれほどまでの熱意を持って全身全霊で演じているお姿でした。もちろん、そうなったのには脚本の素晴らしさ、監督をはじめ、スタッフ＆キャストの皆様の熱意があったからだと思います。
そしてなんと！あの会津弁は方言指導の方がついた訳ではなく、山口さんが独自に勉強してああいう会津弁にしたそうです。なんという役者魂！！
その熱が、節々でビンビン伝わってきて、これ程までに気持ちのいい作品があるものかと感動しました。
脚本の秀逸さと、監督の映画への愛
そして、やはり脚本も面白かったです。タイムスリップ物、今までも沢山ありますよね、「時をかける少女」から始まり、国内海外問わず、タイムスリップしてしまう物語、そこで恋に落ちる、過去の時代に戻りたくて葛藤する姿。これは今までに腐るほど観てきましたよね？
だからこそ、じゃあ、そこまでは今までも観た事ある、その先の山場をどうする？って観ながらずっと思っていました。そこが、秀逸でした！！
主演の山口馬木也さんの演技にリアリティがあり、本当に過去からタイムスリップしてきたら、きっとこんな風に現代の物に反応するだろうなという反応の積み重ねで、絶対に有り得ない状況なのが有り得たらこうかもしれないと信じられた。
そして、その侍ならどうするんだろう？この誠実な高坂新左衛門だったらどうするだろうという行動や判断が凄くリアリティがありました。だから刺さる。なぜか山場の殺陣のシーンの結末、泣けました。
沙倉ゆうのさんが可愛い
ヒロインの優子殿を演じた沙倉ゆうのさん、ごめんなさい、出て来た時から少し年齢が高めじゃない？と思いました。でも、でも、凄くハマっていて、そして公開された後も観客から愛される女優さん。
ご年齢は45歳という事で、今、商業映画やドラマでも普通よりも若い方が演じるのが常という時代に、45歳のヒロインというのがとても好感が持てました！！ちゃんと生きてこられた大人の女性がヒロインなのが嬉しい♪
品があり、肌が綺麗、そして本作で助監督もされているという努力家であり、安田淳一監督さんとの信頼関係が見えてとても好感を持ちました。
そして、アラフィフの私から見ると、安田淳一監督！よくぞアラフィフのヒロインを採用して下さった！！嬉しい！！となりました。
これから観るか悩んでいる方に、あらすじ（ざっくり）
時は幕末の京都。
剣術に長けた侍・高坂新左衛門（演：山口馬木也）は、ある日戦いの中で謎の光に包まれ、気がつくと現代の京都の撮影所にタイムスリップ！
ケーキ、高層ビル、そして時代劇——。
“令和の文明”に翻弄されながらも、やがて彼は江戸幕府が140年前に滅んだ事を知り自らの立場に絶望していく。そんな中、現代の時代劇の斬られ役として大役を命じられどうするか悩んだ末にある事を決断する。
現代で出会うのは、映画監督を目指し助監督している・山本優子（演：沙倉ゆうの）。
この2人の関係が物語に彩りを加えています。
ね？ここまで読んでもなんとなく、「あ〜！先が読める。観たことある設定」と思いますよね？
しかし！なぜここまで世間の方が感動し賞を受賞しロングランになっているか、その理由がこの映画にはあります。それは観た人にしか分かりません。
そして、結末。多くのタイムスリップ物は元の場所に帰りますよね？
さあ、本作はどうなんでしょう。
名台詞「今がその時ではない」はアドリブ？
「今がその時ではない」、この台詞、既に観た方なら「ああ！」と思いますよね？？
2度目のあれはアドリブだったようです。
山口 僕の記憶では事前に「アドリブしよう」と考えていたわけではなくて、自分でも思わず口に出てしまったんです。優子さんに頬を叩かれて居た堪れなくなったうえに、風見にからかわれて、新左衛門としてはその場から逃げたくなって、あの言葉が出てきたんだと思います。計算ではないですよ。
映画秘宝さんの公式noteの「山口馬木也さんインタビュー」より引用させて頂きました。
ここがすごい！「侍タイムスリッパー」の推しポイント
- 山口馬木也さんと冨家ノリマサさんのガチ殺陣
- 時代劇なのに今までに観た事のない展開で笑って泣ける脚本
- エンタメ要素満載なのに日本の歴史の勉強もしたくなるストーリー
公式HP👇
「侍タイムスリッパー」どこで観られる？
『侍タイムスリッパー』は現在(2025年4月)、全国劇場公開中＆Amazonプライムビデオでも配信されています！
✔ 劇場で迫力満点のスクリーン体験してみるのもいい！！
公式HPの劇場公開ページ👇
✔ 配信でリピート再生＆考察深掘りしてみるのもいい！
Amazonプライムビデオでの視聴ページ👇
侍タイムスリッパーまとめ｜“侍×未来”がここまで面白いとは…
『侍タイムスリッパー』は、
邦画に対する“固定観念”をぶち壊す革命作です。
時代劇ファンも、SFファンも、映画初心者も、とにかく一度観てほしい。
デートでも子供とでも、友人とでも、家族とでも、どんな世代でも楽しめるエンタメ映画です。
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